セーラー万年筆 長刀研ぎ 万年筆
ペン先の先端に通常より大きいペンポイントをつけ、長刀の刃型のように長く、角度を滑らかに研ぎ出しています。
トメ、ハネ、ハライなどが多い漢字を最も美しく筆記するために、ペンを寝かせると太い線が書け、立てると細い線が書けるという特長があります。
同じ字幅のスタンダードペン先と比べると、長刀研ぎの方が太くなります。
セーラー万年筆 長刀研ぎ 万年筆 仕様
全長 | Φ18×141mm(クリップ部含む)軸径 Φ13mm |
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重量 | 24g |
キャップ・胴軸 | PMMA樹脂 |
蓋金輪 | エッチング・樹脂研ぎ出し・金メッキ仕上げ |
金属部品 | IPゴールド仕上げ |
ペン先 | 21金・大型 長刀研ぎ |
方式 | インク・コンバーター両用式 |
「長刀研ぎ」開発の経緯
1911年の創業当時から伝わる長刀研ぎは、戦後万年筆の大量生産化が進みペン先加工も機械化が進むと一時姿を消しましたが、ペン職人小山群一、長原宣義らによりその技は継承されてきました。 1991年頃、お客様の声を参考に「斜めにしても書ける万年筆」を目指し、長原宣義が創業当時の研ぎ方をさらに改良する形で、現代の長刀研ぎとして復活させました。