ペントノート オリジナルインク
LETTERS FROM FUKUSHIMA NO.8 もちずりの涙
「陸奥の しのぶもちずり 誰ゆゑに 乱れ染めにし 我ならなくに」(河原左大臣 源融)
福島市東部に 「信夫文知摺」 はあります。 「文知摺」 とは染色法のことで、そのみだれ模様が心の乱れを表す歌枕「しのぶもちづり」として、広く歌に用いられてきました。 この地に伝わる悲しく切ない恋の物語をイメージして作ったインクが「もちずりの涙」です。
「もちずり石」がある 文知摺観音 とは
小倉百人一首の歌枕の地であり、松尾芭蕉、正岡子規などの俳人や歌人が多数訪れた場所です。全域が福島市の文化財に指定され、日本最北端といわれる多宝塔は福島県の重要文化財に指定されています。
京の巡察官・源融(みなもとのとおる)と山口長者の娘・虎女(とらじょ)の悲恋物語で知られ、「もちずり石」に源融の面影が浮かんだと伝えられています。
NO.8 もちずりの涙 インク色
インクの色見本です。なお、見本はできる限り実際の色に近くなるようにしておりますが、お使いのパソコンやスマートフォンの環境等での誤差があることをご了承ください。
綿棒や水でのばして書いたもの