近頃はガラスペンブームもあり、より手軽に楽しむことができる「つけペン」が人気になっています。
ガラスペンは壊れそうで扱いがちょっと不安…と思っている方にもおすすめなのがつけペンです。万年筆メーカーがつけペンを発売したことにより、その書き味は従来のつけペンよりも一段と書きやすくなりました。
今日はそんなつけペンの秘密と魅力をご紹介します。
おどろきの書きやすさ
つけペンはペン先をインクに付けながら筆記するペンのことです。つけペンは昔から使われてきました。そのつけペンが近年、万年筆メーカーによって画期的なモノに進化したのです。
一般的なつけペンのペン先は書くと少しガリガリ、サリサリとあまり滑らかな書き地とは言えません。
しかし万年筆メーカーが作ったつけペンは引っ掛かりを感じることなく、とても滑らかに書く事ができます。
その秘密は、ペン先に万年筆と同様のペンポイントを付けた事です。ペンポイントを付ける事によって紙へのタッチが柔らかくなり、細かい文字やイラストもなめらかに書けるようになったのです。
いろいろな色を楽しめる
インクをつけて書いたら水ですすぎ、布で拭き取ることで手軽に楽しめるのがつけペンです。
インク瓶にペン先をつけて、書く。水でぱぱっと洗いまた別なインクの瓶へ。
つけて洗ってまた他のインクへ…。
色々な色を手軽に楽しめるのがつけペンの最大の魅力。
初めての方でも手軽に、インク沼さんは眠っているたくさんのインクをまた使ってあげられる。
つけペンは、まさにインクの色を最大限楽しむためにあると言えるでしょう。
ペン先の種類が豊富
セーラー万年筆「hocoro」
セーラー万年筆から発売されているつけペン「hocoro」はペン先が豊富です。
細字・中字・カリグラフィー1.0mm・2.0mmのほか、毛筆風の文字が書ける筆文字ペン先もあります。
色々な字幅があると書く楽しみが増えますよね。
けれど、1つ問題が。
太い字幅のペン先はインクをかなり消費してしまうのです。
何度もインクをつけることになるので少し面倒かも…。
そんな手間をなくすため「hocoro」シリーズには別売りの「リザーバー」があります。
リザーバーがインクを保ってくれるため長く書くことができます。(カリグラフィー2.0mmと、筆文字には予め装填されています。)
ラメインクが気軽に使える
きらきらと輝くラメインクはとても魅力です。
万年筆で使うのは抵抗がありますが、つけペンならためらいなく思いっきり使っても問題なし。思う存分ラメインクを楽しんでください。
つけペンならではの書き味
ペン先にインクを付けて、
書いた字を見ると…
線のひとつひとつの太さが違っている。字によってインクの濃淡が違っている。
そう、ここなんです!
つけペンで字を書くと、その時その時でインクの量が変わり、手書きでしか出せない雰囲気や字のゆらめきが出て、とてもあたたかな字にみえます。
あらためて手書きっていいなと感じさせてくれます。
さいごに
つけペンはインクを手軽に楽しむことができ、手書きの良さをあらためて教えてくれます。
ぜひ、みなさんも秋の夜長に つけペンライフ 始めてみませんか?