ここ数年でよく耳にするようになった『プチプラ』という言葉...『プチプラ万年筆』つまり値段が安い万年筆が意外にもたくさんあることを知っていますか?
万年筆が高額で手が届かないイメージの方は結構多いはず...そもそもなぜ高いのかというと、それはずばりペン先の素材です。現在は国産メーカー14金の万年筆が¥17,600〜と高価です。それに比べ、プチプラ万年筆に使われるペン先の素材はスチールや特殊合金なので、価格はリーズナブルなものが多いです。価格は軸の素材やデザインによっても違うので、数百円〜数千円と幅広く存在します。
プチプラ万年筆に共通している点として、ペン先が硬い特徴があります。でも、硬い=書きにくいではないし、高価=書きやすいわけでもないのです。
今回は私がおすすめのプチプラ万年筆を5本紹介します。まずは試し書きしてみました。
プレピー【プラチナ万年筆】
価格がびっくりなこちら、なんと¥440(0.5の場合) です!こんなに安いのにちゃんと万年筆です。ペン先にプラチナのロゴである「P」が可愛い1本。
特殊合金でできたペンポイントが使われていて、キャップを閉めた状態で1年間使わなくてもインクが乾かない『スリップシール機構』が搭載されています。まずはこれからチャレンジして、いろんな色のインクを使いたくなったらコンバーターを使ってみるのも良いですね〜コンバーターはプラチナ製でないと入らないので注意です。
カクノ【パイロット】
カクノはプチプラ万年筆の火付け役的存在です。知ってる方も多いのでは?私も初めて購入した万年筆はカクノです。万年筆で書くのは決して難しくないと感じたきっかけの1本でした。カクノは子供から大人まで誰でも使いやすいのが特徴で、書くことへ自然と導く様々な工夫がされています。 今回は久々にEFを使ってみましたが、その安定した書きやすさに改めて驚きました。
プロフィットJr.透明感【セーラー万年筆】
この万年筆はスタンダードな軸なので、手にフィットして持ちやすい形状です。字幅はMFと、プチプラの中では珍しく細すぎず太すぎず書ける1本となっています。ポイントは透明軸なところ。明るめのインクを入れれば色が際立ち、インクの残量もよくわかるたまらない1本になります。
このブログでは、四季織の金木犀を入れてみました。中の機構がよく分かるのも面白いです。インクや万年筆好きが持っておきたい1本。
アタシェ【ハイタイド】
文房具屋さん大賞2023の万年筆賞にもランクインしていたこちら。表情豊かなアクリル軸と24Kゴールドプレート使用のペン先が驚きの¥2,750というコスパ良しでハイスペックな高見え万年筆です。
見た目はミニサイズですが、キャップを装着するといい感じの長さになります。装着がねじ式なのですっきり&安心感!
気の利いた箱に入っているのでプレゼントにもおすすめです。
ライティブ【パイロット】
店頭で人気がこちら。その名の通り「書くをライトにアクティブに」をテーマにした万年筆で、気軽に持ち歩いて使って欲しいという願いが込められています。スポーティーな見た目とカラーリングが目を惹きますね。こちらはビジネスパーソンをターゲットにした、デザインと機能性を兼ね備えた1本です。大きめの割には軽量なので、大人が持つ初めての1本におすすめです。
今回の紹介は以上になります。安くても書きやすい万年筆がいくつもあることがお分かりいただけましたか?他にも色々あるので、色々書いてお気に入りを探してみてくださいね!