ガラスペンはあまり持ち歩くものではないけれど、
ガラスペンのカリッとした書き心地やインクが滲んでいくさま、
光を当てた時、握った時に変わる表情が美しく、沼にはまる感覚が分かります。
正直なところ、私がガラスペンの良さに気づいたのは、
実際にガラスペンを手にしてから。
それまでは、「透き通っていて、きれいだな~」ってくらいで
「落としたら割れてしまう」「日常で使うことがない」といったように、
実用的な部分で避けていたところがありました。
それが一変して、ガラスペンにどっぷりはまった魅力をお伝えします。
目次
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ガラスペンの魅力に迫る ~書き味編~
まずは、書き味の魅力から。
これを知るのと知らないのとでは、ガラスペンの見え方が全く違います。
1.軽い筆圧で書ける
ガラスペンは、軽い筆圧で書けるため、書き疲れにくく、長時間の書き物にも適しています。
また、筆圧が軽いため、ペンのインクを残しやすく、無駄がない書き方ができます。
2.書き心地はしっかり、だけど滑らか。
ガラスペンは、金属やプラスチック製のペンに比べて、「書いている」感覚がしっかりあります。
紙の材質・表面の凹凸がガラスペンを通して手に伝わってくるような、そんな感じ。
それでいて、ずっと何かを書いていたくなる滑らかな書き心地を実感できます。
これがまた癖になるもので、私はこの書き味をきっかけにどっぷり沼にはまりました。
3.筆跡が美しい
ガラスペンで書いた文字は、ペン先から残りのインクが染み込んでいくため、独特の滲みが残ります。
このにじみがインクの良さも引き出し、美しい文字を実現します。
4.ペン先の形状によって様々な書体が表現できる
ガラスペンには、ペン先の形状によって様々な書体を表現することができます。
ペン先の形状を変えることで、太さや細さを調整し、自分好みの書き味を実現することができます。
ガラスペンの魅力に迫る ~デザイン編~
なんといっても美しい見た目が特徴のガラスペン。作家さんの数だけデザインが豊富なのも魅力です。
1.透明感のある美しいデザイン
ガラスペンは、透明なガラスのペン先が特徴的で、書いた文字が透き通るような美しさがあります。
また、ガラス自体にも美しい模様や色合いがあり、そのデザイン性が魅力的です。
2.色とりどりのガラスが使われたものが多い
ガラスペンには、色とりどりのガラスが使われたものが多くあります。
これらのガラスは、輝きや深みのある色合いが美しく、
インテリアとして飾るだけでも十分な存在感を放ちます。
3.華やかな装飾や彫刻が施されたものが多い
ガラスペンには、ガラスの表面に華やかな装飾が施されたものが多くあります。
熟練した職人の手で作られることが多く、色味の風合いや気泡、装飾が一本一本若干異なり、
職人技の美しさと唯一無二のガラスペンを楽しめます。
4.簡素なデザインのものもある
ガラスペン:Kemmy's lab / 硝子工房sayori
一方、シンプルで簡素なデザインのものもあるため、さまざまなテイストのインテリアに合わせて使うことができます。
お好みのデザインを探すのも一つの楽しみ方ですね。
ガラスペンの魅力に迫る ~さらに~
1.ギフトとしても最適
ガラスペンは、美しいデザインや独奥の書き味、職人手作りの一点物が多いことから、贈り物としても人気があります。
インクが付属したガラスペンセットなどもあるので、初めて使う方にも安心してプレゼントすることが出来ます。
「ガラスペンでなぞる本」を添えるとさらに楽しめるセットに◎
なぞって楽しむガラスペン用の書籍で、プレゼントにも大人気!
それぞれのページの紙といろんなインクの相性や、ラメインクで彩ってオリジナルの本を完成させる楽しみ方があります。
2.手入れが簡単
ガラスペンは、繊細な作りになっているため、丁寧に手入れする必要がありますが、
手入れがしやすいという点も魅力です。詳しいお手入れ方法は下記に記してあります。
3.環境にやさしい
一度購入すれば、インクを交換するだけで何度も使えるため、環境にやさしいという点もガラスペンの魅力です。
万が一割れてしまった場合でも、職人の手で修理も可能です。
大事にガラスペンを使っていただくために、丁寧な使い方をご紹介します。
今さら聞けない!ガラスペンの使い方
用意するもの
・ガラスペン
・紙
・インク
・お水(お手入れ用)
・柔らかい紙やティッシュ(お手入れ用)
・必要なとき:柔らかい歯ブラシ(お手入れ用)
持ち方
ペン先のちょっと後ろ、ふくらみのあるグリップをやさしく持ちます。
ガラス玉があるときはそこを持ようにしてみましょう。
インクを付ける
ボトルインクまたはインクポットに直接ペン先をいれ、
インクに触れるように、ペン先の2/3程度つけます。
余分なインクを落とす。
インク瓶の淵にやさしくなでるようにして、インク量を調節します。
いざ、書き始めていく。
インクは溝、1本1本からインクが出てくる仕様になっています。
ペン先の頂点は溝がないので、紙に対して垂直に置いても書けません。
紙に対して、少し寝かせる。
少し角度をつけてペンを走らせてみましょう。
インクが出なくなったらペン先をくるっと回して、
違う溝からインクが出るように、角度を変えて書いていきます。
さらに寝かせると太く。
太字で書いたり、色を塗ったりするときにおすすめの書き方です。
ただ、ペン先は繊細なので、あまり力が入らないように優しく書きましょう。
使った筆記具
・硝子工房Sayori ガラスペン” rin ”
・ペントノートオリジナルインクNO.6 そらゆの色。
・midori MDペーパー ノートパッド
ガラスペンのお手入れ方法
1.お水を入れたコップやボトルに、ペン先を直接いれて、優しくすすぎます。
2.ラメなど溝に詰まっている場合は、柔らかい歯ブラシなどで磨くと良いでしょう。
3.よくすすいだら、柔らかい紙やティッシュで拭き取ります。
1~3を繰り返して、インク残りがなくなったら完了です。
ガラスペンの保管方法
ペン先シリコンキャップ
ガラスペンに付属しているものが多いです。
ピッタリはまるので抜出しづらいですが、安心できるキャップです。
ペン枕も使って転がらないように。枕も付属しているものが多いです。
革製キャップ
硝子ペンキャップ
別売りではありますが、中には革で作られたキャップもあります。
これ一つでさらにオシャレに保管が出来ますね。
ペンケース
ガラスペン専用のペンケースも。
これがあれば持ち歩きも夢じゃないですね。
まとめ
ガラスペンは初期投資が必要ですが、長く深く楽しむことが出来るため、おすすめしたいアイテムです。
ガラスペンを使って、インクとの相性の良さを楽しみながら個性的な文字の表現を楽しんでください。
美しく繊細なガラスペンだからこそ、丁寧に大事に、長く使いたいもの。
保管もお手入れも楽しくできたらいいですね。
ガラスペンとインクの魅力を実感した時、あなたもどっぷりと沼にはまることでしょう。